教師の禁断の「3K」
経験・勘・記憶だけで教室に立つ怖さ
以前、先輩の先生に教えてもらってから、ずっと意識していることがあります。
それが、教師の禁断の「3K」です。
経験
勘
記憶
この3つだけで教師という仕事をしていると、ろくなことが起きない。
最近、異動してから、この言葉をよくよく考えます。
医師で考えると、分かりやすい
たとえば医師で考えると分かりやすいです。
執刀経験だけで手術をしている。
未知の症例に出会ったら、対応できるのでしょうか。
勘で執刀する。
……おそろしいですよね。
記憶を頼りに治療する。
それ、いつの話ですか。
教師も、これと同じことが言えると思うのです。
経験は、場所が変わると通用しないことがある
もちろん、経験は大切です。
でも、その経験は「その学校」「その子どもたち」「その時代」だったから通用したのかもしれません。
子どもが違えば?
学校が変われば?
地域が変われば?
同じ指導が、同じように届くとは限りません。
私自身、異動してそれを強く感じました。
勘だけで子どもを任される怖さ
3Kの中で、個人的に一番こわいのは「勘」です。
勘でなんとかする。
雰囲気で判断する。
昔からこうだったから、たぶんこれでいい。
勉強しない人に子どもを任せる現場は、やっぱり危ういと思います。
教師の仕事は、人を相手にする仕事です。
だからこそ、感覚だけではなく、学び続けることが必要なのだと思います。
記憶とプライドは、意外と結びついている
そして「記憶」。
これもなかなか厄介です。
過去にうまくいった指導。
前の学校で通用したやり方。
自分の中で「これが正しい」と思ってきた型。
それがあるから、教師は立っていられる部分もあります。
でも、それがいつの間にかプライドになっていることがあります。
自分の指導は間違っていない。
今までこれでやってきた。
だから、今回も通用するはずだ。
そう思いたくなる。
でも、その指導を貫けるほど、本当に高尚なものなのか。
今の子どもたちに、本当に合っているのか。
そこを問われる瞬間が来ます。
私の鼻は、見事に折れました
異動前、私は駅前の、学力がとても高い学校にいました。
その後、いわゆるよくある学校というか、エネルギーの高い子どもたちが集まる学校に異動しました。
そうしたらどうでしょう。
私の指導は、見事に通用しませんでした。
前の学校でうまくいっていたことが、うまくいかない。
子どもたちに届かない。
思ったように進まない。
それでも最初は、自分のプライドを折られたくなかったのだと思います。
だから必死に守ろうとしました。
力づくでなんとかしようとしました。
でも、それが無駄だと分かった瞬間、結構メンタルを持っていかれました。
そこからが、本当の勝負
自分の経験が通用しない。
勘ではどうにもならない。
記憶に頼っても、目の前の子どもたちは動かない。
その現実を突きつけられたとき、ようやく考え始めました。
今の自分は、目の前の子どもたちを見ているのか。
前の学校の成功体験を見ているのか。
自分のプライドを守っているのか。
それとも、今ここにいる子どもたちを見ているのか。
教師にとって大切なのは、経験を捨てることではないと思います。
経験を持ちながらも、
勘に頼りきらず、
記憶にしがみつかず、
目の前の子どもに合わせて学び直すこと。
それが必要なのだと思います。
今日の学び
教師の禁断の「3K」。
経験。
勘。
記憶。
どれも大切です。
でも、それだけで教室に立つのは危うい。
自分の鼻が折れたとき、そこからが本当の勝負です。
プライドを守るのではなく、子どもを見る。
過去の正解にしがみつくのではなく、今の教室で考え直す。
教師は、何度でも学び直す仕事なのだと思います。











薬剤師においても同じだと感じました。とても勉強になりました。ありがとうございます♡購読させていただきます🐰✨
すごく勉強になりました。
わたしも以前、アルバイトですが、6年ほど子供に教える仕事していて、この壁にぶち当たったことありました。
教える側の3K、本当にそうですね。目の前の子供たちを見てあげることが大事なんですね。